最近バイクに乗っているとまっすぐ走れている気がしない。
事故をしてしまい、フレームがまがってしまった。という方も少なくはないと思います。
ですがそのフレームって実際修理できるのか、歪みってどの程度でできるものなのかも気になるところですよね。
みなさまの気になることすべて解説していきますので是非ご参考までにご覧ください。
バイクのフレームはどれくらいの事故で歪みが発生するのか
バイクのフレームは皆様が思っているより簡単にゆがんだりしません。
もちろんスピードが出ている状態で電柱や縁石等に衝突してしまったらフレームは歪んでしまいます。
「歪むスピードってどれくらいなの?」と思っている方もいらっしゃると思います、約20㎞/hほどで正面衝突してしまうとフレームが歪みます。
そして立ちゴケで歪むのかという部分に関しましては、こけ方にもよったりこけたときにどこの部分が強く当たるかによって変わってきます。
立ちゴケした後、走行時にまっすぐ走っているつもりが少しでも斜めになっていたりしたらフレームが歪んだ可能性があります。
事故歴がない車両でも歪んでいるバイクがほとんどです。
新車でもわずかに歪んでいるものもあります。
ですが多少の歪みは害無く乗れます。
バイクのフレームの歪みはどのような問題が起こるのか
バイクのフレームの歪みは、基本的に害がないものばかりなのですが中には走るのも怖いと思うバイクも存在します。
フレームは人間の体で言う骨と同じ役割を果たしています。
バイクの中でフレームが最も重要なパーツになるので、歪んでいるとなると代表的なのがまっすぐ走れない。
スピードが多少出ている状態で、両手を離すと左右どちらかにスーっと斜めに走っていったり、シミー現象と言ってハンドルが大幅にブレることもあります。
ハンドルがブレてしまうと操縦困難になり事故や大けがに繋がるので、こういった症状が出てきた場合すぐにバイク屋さんに持って行き見てもらいましょう。
ですが、このような症状が出る原因はフレームの歪みだけではありません。
フレームとつながっているフロントフォークが歪んでいても同じ現象がなる事があります。
フロントフォークとフレームは全く違うものなのですが、フロントフォークも同様すごく重要なパーツなのでフロントフォークも確認しておくべき箇所です。
また、歪んだまま走ると徐々に劣化し金属疲労を起こし最悪の場合断裂が起きる可能性があります。
そのため歪みすぎているバイクを乗り続ける場合は乗り換え又は修理をするのが良いでしょう。
問題なく走行できる歪みの許容範囲
歪みはあっても本当にわずかな歪みで、乗っていて不安感を感じないのが許容範囲です。
許容範囲は人それぞれ感覚が違うのですが、少しでも恐怖心がでたらいったん乗るのをやめましょう。
新車でも曲がっているものはありますが、本当にわずかな歪みなので問題はありません。
ですが事故の後、壁に突っ込んでしまったり後ろからぶつけられたりとなると、もちろん衝撃がどれくらいかにもよりますが、高確率で曲がってしまいます。
その時自走するのは不可能です。
自走しようとするとまっすぐ走らない、車体が重く感じるといったことが起きますのでここまでくると許容範囲ではなくなってしまいます。
フレーム曲がったなと思ったときは、乗り続けずレッカーを呼ぶのが最適です。
シート下のフレームに大きな歪みが生じていなければ許容範囲ですが、乗り続けていて違和感を感じるようになったら乗るのは控えた方が良いです。
バイクのフレームの歪みの確認方法
バイクのフレームの歪みの確認方法について下記の3つをご紹介いたします。
- 機会
- センタースタンドを立てた場合
- サイドスタンドを立てた場合
是非ご参考までにご覧ください。
では、それぞれ解説したいと思います。
機械
機械だとミリ単位で歪みを調べることができます。
G.M.D.COMPUTRACK(G.M.Dコンピュートラック)という計測システムがあります。
これまでバイクのフロント周りを分解しフレームのみにして調べるという手間がなくなったシステムです。
重要な部分も同時に測定することができる非常に優秀なシステムとなっております。
センタースタンドを立てた場合
センタースタンドが付いている場合は、立てて車両がまっすぐになるようにしてください。
真正面から見てライトとタイヤまっすぐ向いているか確認してください。
もしフレームが歪んでいたら、タイヤが左右に少しズレが生じます。
そのズレが大きくなるとまっすぐ走れなくなります。
その時はバイク屋さんに相談することをおすすめします。
サイドスタンドを立てた場合
センタースタンドと違ってサイドスタンドは少し見づらいですが、確かめることができます。
サイドスタンドだとバイクが斜めになるので、スタンドの下に板などを置いてほぼまっすぐに近い状態にし、まっすぐになるようにして確認する方法と誰かにまっすぐにしてもらって確認する方法があります。
また、写真を撮って確認する方法があります。
写真を撮って確認する場合は、バイクが平行になるようにバイクが傾いてる方にカメラも一緒に傾けて撮るという方法があります。
バイクのフレームの歪みは修理できる?
バイクのフレームは修正・修理ができる。
そもそも、バイクのフレームは自分で修正、修理は出来ません。
もちろんそれ用の機械等があったりした場合は話が変わりますが基本はバイクショップでやることが多いです。
では、修正と修理はどのような作業をするか簡単にご説明致します。
修理では、曲がった部分を切り、まっすぐになるよう溶接します。
※溶接をするとフレームの強度が弱まってしまうためフレームを補強します。
修正では、バーナー等で炙り温まったところからまっすぐになるように調整します。
※海外などではまっすぐになるように両サイドから挟み込む方法もあります。
フレームは一度曲がると直しても強度が弱まっていくため直しても違和感が出てくるようなら買い替えましょう。
バイクのフレームの歪みの修理費用
フレーム修理と聞くとかなり高額になりそうに聞こえますが果たしてどうなのでしょうか。
ではフレームの修理費用の平均を出してみましたのでご参考までに。
A社 | B社 | C社 |
¥66,000~ | ¥60,000~ | ¥66,000~ |
大体6万円前後からですね、あとは車両や排気量によって値段が変わるのですが、基本あまり変わりないです。
ショップによって、工賃の値段が変わるため相談が必要です。
あとは車体の状態によっても値段が変動しますのでそこも聞いた方が良いです。
まとめ
今回は、バイクのフレーム歪みについて解説していきましたが、正直フレームは未知なことが多いです。
そこも交えてすごく面白い乗り物だなと感じます。
フレームが歪んでしまったり、曲がったりするときっと焦るかもしれません。
ですが、その時はまずショップに相談することをおすすめします。
バイクのコーナリング性能が左右違う・微妙にまっすぐ走らないという方は測定し歪んでいるか見て貰うのも良いです。
フレーム修理等はバイクショップによってやり方が変わるので、そこのお話もよく聞いておくと良いでしょう。
バイクのフレームが歪む行動は色々あって、どんな車両でも必ず歪むのは事故くらいです。
フレームの種類が沢山あるため、フレームの剛性・強度によって歪む具合が変わります。
確実に歪まない方法は今のところありませんが、見てわかるくらいの歪みを作らないようにするためには安全運転を心掛けましょう。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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