「バイクに1日だけ保険をかけたい」──そんな声は少なくありません。
実は、現在は1日単位で加入できるバイク保険は用意されていません。
本記事では、1日バイク保険がない理由を解説しつつ、代わりに利用できる6つの方法を紹介します。
セブンイレブンなどコンビニで加入できるか、短期契約時の注意点はあるのかなど、気になる情報も丁寧にまとめています。
バイク保険は1日だけ加入できるのか?

「バイクをちょっとだけ使いたい、でも保険は必要」そんなとき、1日だけ入れるバイク保険があれば便利ですよね。
しかし、バイクには“1日保険”という選択肢がありません。
ここでは、1日バイク保険がない理由をわかりやすく解説します。
1日バイク保険は現在提供されていない
現在、バイク専用の「1日保険」は各社から発売されていません。
必要なときだけ保険に入りたいという声は多いものの、実現には至っていないのが現状です。
なぜバイクの1日保険が存在しないのか
バイクに1日だけ加入できる任意保険が存在しない理由は、事故によるリスクの高さにあります。
たとえば、自動二輪の致死率は1.65%と、自動車(0.39%)のおよそ4倍。重傷者の割合も17.16%と高く、バイク事故は深刻な結果につながりやすいのが現実です。
さらに、保有台数に対する死傷者数の割合もバイクの方が高く、保険会社にとっては補償リスクが大きくなります。このため、安価で気軽に入れる1日保険の提供は難しい状況にあるのです。
セブンイレブンなどコンビニでの取り扱いはある?

コンビニで加入できるのは、バイクの自賠責保険のみです。
たとえばセブンイレブンでは、三井住友海上の自賠責保険を店頭端末から申し込むことができます。
手続きが簡単で、原付や中型バイクを利用する方にとって便利なサービスです。
ただし、これは法律で義務づけられた最低限の補償に限られ、任意保険には対応していません。
契約期間は1年から5年まで選べますが、1日単位では加入できない点には注意が必要です。
バイク保険に1日だけ加入したいときの代替策

バイクに乗るのはたまにだけという方もいるのではないでしょうか。
ここでは、1日だけ保険に入りたいときに検討できる代替手段を紹介します。
- ファミリーバイク特約を活用する
- ドライバー保険で対応する
- レンタルバイクの保険付きプランを使う
- バイク保険の他車運転特約を使う
- 短期で任意保険に加入する
- バイクのサブスク・リースを利用する
ファミリーバイク特約を活用する
125cc以下のバイクに乗る場合は、自動車保険の「ファミリーバイク特約」を利用する方法があります。
この特約を付帯していれば、対象者が所有・借用するバイクで起こした事故に対して補償を受けられます。
【補償対象となる人物】
- 契約車両の主な運転者
- その配偶者
- 同居の親族
- 未婚の別居の子ども
ファミリーバイク特約は事故によるけがや損害賠償にも対応でき、補償範囲が広い点が特徴です。
また、この特約を利用しても自動車保険の等級に影響しないため、翌年の保険料が上がる心配もありません。
ドライバー保険で対応する
バイクを一定期間だけ借りて使うなら、「ドライバー保険」を検討するのもひとつの方法です。
ドライバー保険は車両ではなく運転者本人を補償の対象とするため、自分の車やバイクを持っていない人にぴったりです。
レンタル車両や友人から借りたバイクにも対応しており、もしもの事故にも備えられます。
ただし、自分や配偶者、同居の家族が所有する車両には使えない点には注意しましょう。
契約期間は基本的に1年で、短期間の利用でも加入しておけば安心です。
レンタルバイクの保険付きプランを使う
「所有バイクはないけど、1日だけバイクを利用したい!」という方には、保険付きのレンタルバイクがおすすめです。
多くのレンタルサービスでは、任意保険が基本料金に含まれており、万が一の事故にも備えられます。
契約前に補償内容を確認する必要はありますが、対人・対物の補償がセットになっているケースが一般的です。
保険に個別で加入する手間がかからず、気軽に利用できるのもメリットといえるでしょう。
日帰り旅行や一時的な用事など、短期間の利用に適した方法です。
バイク保険の他車運転特約を使う
他人のバイクを借りて運転する場合、自分のバイク保険に「他車運転特約」が付いていれば、一定の条件下で補償が受けられます。
他車運転特約は、借りたバイクを自分の契約車両とみなして保険が適用される仕組みです。
ただし、契約しているバイクと同じ用途・排気量であることが条件です。
たとえば、125cc超のバイクで契約している場合、原付を借りても補償されません。
また、同居している家族が所有する車両は対象外となるため、使える場面は限られます。
利用を考えているなら、事前に補償範囲をよく確認しておきましょう。
短期で任意保険に加入する
任意保険を通常の1年契約で申し込んだうえで、利用後に途中解約する方法もあります。
契約期間満了前に解約した場合でも、保険料は「短期率」に応じて精算され、一部が返金される仕組みです。
ただし、支払い方法や加入期間によって返戻金の額は異なります。
加入前に解約条件や計算方法を確認しておくと安心です。
任意保険については、こちらの記事で詳しく紹介しています!
バイクのサブスク・リースを利用する
必要なときだけバイクを使いたい方には、サブスクやリースの利用も選択肢のひとつです。
月額制で契約できるプランが増えており、任意保険があらかじめセットになっている場合もあります。
契約期間が終われば返却するだけなので、手続きもシンプルです。
購入するよりも初期費用を抑えられ、メンテナンスや税金の手間が省ける点も魅力です。
所有せずに気軽に乗りたい人にとって、無理なく始めやすい方法といえるでしょう。
短期間で加入できるバイク保険の注意点

短期間だけバイク保険に加入したい場合でも、いくつか注意すべき点があります。
補償の対象範囲や契約条件を見落とすと、万が一の際に保険が適用されないこともあります。
ここでは、短期契約ならではのリスクや確認しておきたいポイントを紹介します。
短期契約は割高になる可能性がある
任意保険の短期契約は割高になるケースがあるため、事前に仕組みを理解しておくことが大切です。
任意保険を年払いで契約し、途中で解約すると「短期率」に基づいて返金額が計算され、月割よりも少ない金額しか戻らないことがあります。
月払いなら残りの支払いは不要ですが、1か月分の保険料は必ず発生します。
また、月払いのほうが年払いより保険料が高めに設定されている点にも注意が必要です。
さらに、短期間で解約すると等級は上がらず、保険料の割引も受けられません。
利用頻度に応じた契約方法を選びましょう。
補償の対象外になるケースもある
バイク保険はすべてのケースで補償されるわけではなく、契約内容や事故原因によっては対象外となることがあります。
以下のようなケースでは、特に注意が必要です。
保険の種類 | 主な用途 | 注意すべきポイント |
借りたバイクの所有者の任意保険 | 借りたバイクで運転したいとき | ・運転者限定特約があると補償外になる場合がある ・車両保険が付帯されていないと自己負担になることがある ・保険使用で等級が下がる可能性あり |
ファミリーバイク特約 | 原付(125cc以下)を運転する場合 | ・対象は家族まで ・車両保険は付かないためバイクの損害は自己負担 |
ドライバー保険 | 他人のバイクを借りて運転するとき | ・契約者本人以外の車両には使えない ・車両保険やロードサービスが基本的に含まれない |
他車運転特約(バイク保険) | 他人のバイクを一時的に運転する場合 | ・契約中のバイクと同じ用途・排気量でないと補償されない ・同居の親族が所有するバイクは対象外になることがある |
レンタルバイク保険付きプラン | レンタル業者から借りたバイク | ・補償内容はプランにより異なる ・対人・対物のみで車両補償がない場合もある |
利用前に契約内容をよく確認し、補償範囲を把握しておくことが大切です。
バイク保険の種類と補償内容を知っておこう

バイク保険には、大きく分けて「自賠責保険」と「任意保険」があります。
ここでは、基本的な保険の仕組みと主な補償内容をわかりやすく解説します。
自賠責保険と任意保険の違い
バイク保険には、自賠責保険と任意保険の2種類があります。
どちらも重要ですが、補償範囲や加入義務には大きな違いがあります。
下記の表で、それぞれの特徴を比較してみましょう。
自賠責保険(強制保険) | 任意保険 | |
加入の義務 | 加入が法律で義務づけられている | 加入は任意(自由) |
補償対象 | 対人賠償のみ(相手のけが・死亡) | 対人・対物・搭乗者・車両など幅広く補償 |
対象となる車両 | 二輪車・原付などすべての自動車 | 保険契約によって対象車両を設定 |
補償内容の柔軟性 | 一律で定められている | 補償内容や特約を自由に選べる |
保険料 | 保険会社による差はなし | 保険会社や契約内容により異なる |
契約なしの運転 | 法律違反。罰則の対象 | 法的には問題なし。ただし無補償状態になる |
任意保険は、自賠責保険だけでは対応できない事故への備えとして欠かせません。
安全のためにも、両方の保険を正しく理解し、必要に応じて組み合わせて加入することが大切です。
任意保険でカバーされる内容とは
任意保険は、自賠責保険だけでは対応できない範囲まで補償を広げられるのが特長です。
バイク事故では自分自身や相手方の損害が大きくなることもあるため、任意保険への加入も検討しましょう。
任意保険で補償される主な内容
- 対人賠償(ケガ・死亡)
相手を死傷させた場合に、自賠責保険の限度額を超える部分を補償 - 対物賠償(車・建物・物など)
相手の車両やガードレール、家屋などを壊した際の修理費を補償 - 搭乗者傷害・人身傷害補償
自分や同乗者がケガ・死亡した場合に治療費や慰謝料を補償 - 車両保険(契約内容による)
自分のバイクが事故・転倒・盗難などで損傷した際の修理費用を補償 - 示談交渉サービス
事故後の相手方とのやりとりを保険会社が代行
任意保険は補償範囲が広く、事故時の金銭的リスクを軽減できます。
自賠責保険だけでは不十分な場面も多いため、安心してバイクに乗るためには、任意保険の加入も前向きに検討することが大切です。
バイク保険を選ぶときのチェックポイント

短期間でも保険選びは慎重に行いましょう。
ネット契約やダイレクト型の保険も視野に入れつつ、使い勝手やサポート体制を比較してください。
ネット型と代理店型の違い
バイク保険を選ぶ際は、ネット型と代理店型の違いを把握することが大切です。
それぞれの特徴を以下にまとめました。
ネット型保険の特長
- 保険料が割安
人件費や店舗費用がかからず、コストが抑えられている - 申し込みが手軽
インターネット上で見積もりから契約まで完結する - サポートが限定的
電話やチャット対応のみで、対面での相談はできない
代理店型保険の特長
- 対面で相談できる
担当者と直接やり取りができ、不明点をその場で解消できる - 提案力がある
複数の保険会社の商品から最適なプランを紹介してもらえる - 保険料はやや高め
手厚いサポートの分、コストが上乗せされている
自分で調べて手続きを進められる方はネット型が向いています。
一方、保険選びに不安がある方や相談しながら進めたい方には代理店型が安心です。
それぞれの特性を踏まえ、ライフスタイルに合った方法を選びましょう。
ロードサービスの有無を確認する
バイク保険を選ぶ際には、ロードサービスの有無を必ず確認しておくべきです。
バッテリー上がりやタイヤのパンク、走行中の故障など、突然のトラブルにも対応できるため安心です。
レッカー移動や応急処置をはじめ、24時間対応のサービスが付帯されている保険も多くあります。
ただし、対応範囲や回数には制限がある場合もあるため、契約前に補償内容をよく比較することが大切です。
ツーリングや通勤など日常的にバイクを使う方は、特に意識してチェックしておきましょう。
複数バイクに対応できるかをチェック
複数のバイクに乗る予定がある場合は、保険がそのすべてに対応できるかを事前に確認することが重要です。
保険によっては、補償対象が「特定の1台」のみに限られているケースがあります。
もし複数台に対応できない場合は、台数分の契約が必要となり、費用や管理の手間が増える恐れがあります。
チェックすべきポイント
- 保険契約で補償されるバイクの台数
- 所有バイクと借りるバイクの区別
- 同居家族が所有するバイクの補償対象かどうか
日常的に複数台を使い分ける方や、家族でバイクを共有している場合は、補償の範囲をしっかり確認したうえで契約してください。
バイクは1日保険がなくても対応できる!
バイクの1日保険は存在しませんが、目的に応じた方法で代替できます。
ファミリーバイク特約やレンタル、ドライバー保険などを活用すれば、短期利用にも対応可能です。
無理のない方法を選び、安全なバイクライフを楽しんでください。