バイク保険は万が一の事故に備える大切な保障です。
本記事では、バイク保険の補償内容やサービスの違いをわかりやすく解説しながら、2025年版おすすめのバイク保険をランキング形式で紹介します。
保険料を抑えつつ、信頼できるプランを選ぶポイントも解説しますので、ぜひ参考にしてください。
バイク保険は任意でも加入がおすすめな理由

バイク保険は加入が義務づけられていない任意の保険ですが、事故の際に大きな支えとなる重要な備えです。
ここでは、バイク保険の重要性や、自賠責保険との違いを解説します。
バイク保険とは?どんな補償があるのか
バイク保険とは、バイク事故による損害に備えるための任意加入の保険です。
自賠責保険ではカバーしきれない範囲まで補償できるのが特徴です。
バイク保険の主な補償内容
- 相手の車や建物への損害
- 自分自身のけが
- バイクの修理費など
安心してバイクに乗るためには欠かせない保険といえるでしょう。
自賠責保険との違いとは
バイク保険には「自賠責保険(強制保険)」と「任意保険」の2種類があります。
まずはその違いを簡単に押さえておきましょう。
保険の種類 | 加入義務の有無 | 補償範囲 |
自賠責保険(強制保険) | 加入が法律で義務付けられている | 対人事故のみ補償(相手のケガ・死亡) |
バイク保険(任意保険) | 加入は任意 | 対人・対物・自身のケガ・盗難など幅広く補償 |
バイク事故に備えるには、自賠責保険だけでは不十分です。
しかし、任意のバイク保険と組み合わせることで、補償の幅が広がり、安心してバイクに乗ることができます。
下記の表で、それぞれの補償範囲の違いを確認しましょう。
補償対象 | 自賠責保険(強制保険) | バイク保険(任意保険) |
相手のケガ・死亡 | △ 上限あり(最大3,000万円) | ○ 補償額を自由に設定可能 |
相手の車やモノへの損害 | × 補償なし | ○ 対物賠償でカバー |
自分や同乗者のケガ・死亡 | × 補償なし | ○ 人身傷害・搭乗者傷害で対応 |
示談交渉(保険会社の対応) | × 対応なし | ○ 保険会社が代行 |
ロードサービス・盗難補償 | × 対象外 | ○ プランにより付帯可能 |
自賠責保険は最低限の対人補償のみで、その他の損害には対応できません。
事故に備えるには、両保険を組み合わせて加入することをおすすめします。
バイク保険を選ぶ際のポイント

バイク保険を選ぶときは、どれだけ補償されるかだけでなく、事故対応や保険料とのバランスも重要です。
そこで、バイク保険を選ぶ際のポイントを4つ詳しく解説します。
補償内容は人身傷害1億円が安心
万が一の事故に備えるなら、人身傷害補償は1億円まで設定できる保険を選ぶのが安心です。
人身傷害補償は、自分自身や同乗者が事故でケガをした場合の治療費や休業損害を補償します。
補償額が低いと、後遺障害や長期入院を伴う事故で自己負担が発生する可能性があります。
重度の障害を負った場合、リハビリや介護費用は長期間にわたって必要です。
高額な補償を設定しておけば、こうした事態にも金銭面で備えることができます。
費用を抑えたい場合でも、最低限の補償額は1億円を目安にすると安心です。
事故対応は24時間365日対応が理想
万が一の事故に備えるなら、24時間365日いつでも対応してくれる保険会社を選んでおくと安心です。
バイクの事故は夜間や休日に起こることも多く、時間帯を問わず連絡できる窓口があるかどうかは大きなポイントです。
たとえば、通勤中の早朝やツーリング先での夕方の事故でも、すぐに相談できれば、初期対応に迷わず行動できます。
最近では、電話だけでなくLINEやチャットに対応した保険もあり、よりスムーズな連絡が可能になっています。
慌ただしい状況の中でも冷静に対応するには、窓口の充実度も大切な比較ポイントです。
ツーリング派はロードサービス距離も要確認
ツーリングを楽しむなら、ロードサービスの対応範囲は必ず確認しておきましょう。
長距離移動が多いバイク旅では、万が一のトラブル時にレッカー対応の距離が足りないと、追加費用が発生することもあります。
バッテリー上がりやガス欠など、細かなトラブルへの対応も保険会社によって異なるため、事前の比較が重要です。
また、ロードサービスを利用しても等級が下がることはなく、保険料にも影響しないのが一般的です。
安心して走るためにも、内容と範囲をよく確認しておきましょう。
高額車両なら盗難補償つきがおすすめ
高額なバイクに乗るなら、盗難補償が付いた保険を選んでおくと安心です。
とくに人気のスポーツモデルや限定車は狙われやすく、防犯対策だけでは不十分なケースもあります。
万が一盗まれてしまった場合、車両価格が高ければ高いほど損失も大きくなります。
盗難補償があれば、一定の条件を満たすことで補償金を受け取れるため、経済的な備えとしても有効です。
大切なバイクを守るためにも、防犯対策とあわせて補償内容も確認しておきましょう。
2025年最新版|バイク保険おすすめランキング6選

バイク保険を選ぶ際は、補償の内容や対応力、コストパフォーマンスを総合的に比較することが大切です。
ここでは、2025年時点で注目されているバイク保険を6社厳選し、それぞれの特徴や強みを紹介します。
【ダイレクト型】三井ダイレクト損保|総合力No.1

引用:三井ダイレクト損保
補償内容と保険料のバランスを重視するなら、三井ダイレクト損保のバイク保険がおすすめです。
おすすめポイント
- 保険料がリーズナブル
特に250cc以上のバイクで保険料が抑えられており、コストを重視する人に適している。 - 基本補償が充実
対人・対物賠償は無制限、人身傷害も上限なしで、示談交渉サービスや弁護士特約も付帯可能。 - 安心のロードサービス付き
レッカー100km無料、宿泊費1万円・帰宅費2万円まで補償され、長距離ツーリングにも対応。
さらに、示談交渉や弁護士費用特約、対物超過費用補償など基本的な補償も充実。
ロードサービスでは100kmまでのレッカー移動に対応し、宿泊や帰宅費用もカバーされます。
【口コミ】
価格.com
土日祝日に関係なく、コンタクトセンターと連絡がとれる安心感がありました。実際には事故の発生経験はございませんが、ロードサービスなどの手配経験があります。その際にも、冷静に状況確認をしたり、私を落ち着かせるような配慮の声掛けがあるなど、顧客本位の対応が徹底されており、これであるならば、いざという時でも安心だと感じました。
【ダイレクト型】チューリッヒ|ロードサービスが充実

引用:チューリッヒ
補償とサービスの総合力で選ぶなら、チューリッヒのバイク保険もおすすめです。
業界トップクラスのロードサービスと、目的に合わせた柔軟な保険設計が魅力です。
おすすめポイント
- 保険料がリーズナブル
日常・レジャー使用なら保険料が特に安く、250ccで年間15,670円など、手頃な価格設定。 - ロードサービスが圧倒的に充実
レッカー100km無料に加え、ガス欠・バッテリー上がり・キー紛失などにも対応。ペットのケアや宿泊費補償まで幅広くカバー。 - 24時間365日いつでも事故受付
電話での事故受付は24時間対応。専任担当者がスムーズに対応を引き継ぐ体制も整っており、安心感がある。
事故時の対応満足度は91.8%。
宿泊・帰宅費用サポートのほか、修理後の車両搬送まで対応しており、長距離ツーリングを楽しむ方にも心強いバイク保険です。
【口コミ】
価格.com
口コミ電話での申し込みだったので、若干の不安はあったがテレビのCMでやっているような丁寧な対応をしてもらえて安心できた。こちらの疑問点についてしっかりと耳を傾けてから一つひとつ説明をしてくれるのでスムーズに契約まで行くことができた。最後に不明点はないかなど確認もしてくれる顧客に寄り添った対応で好感度が上がった。
【ダイレクト型】アクサダイレクト|コスパ重視に最適

引用:アクサダイレクト
補償の内容と保険料のバランスで選ぶなら、アクサダイレクトのバイク保険がおすすめです。
初心者からベテランまで幅広いライダーに支持されています。
おすすめポイント
- 補償内容を自由に選べて保険料も納得
使用目的やライフスタイルに合わせた設計が可能。インターネット割引やEV割引なども充実。 - ロードサービスが標準装備で安心
レッカーは最寄り修理工場までなら距離無制限。指定工場でも100kmまで無料。全国10,000拠点超から駆けつけ対応。 - 事故対応満足度96%のサポート体制
専任スタッフがトラブル時の対応を一貫して担当。進捗もウェブで確認でき、安心して任せられる。
手厚い補償に加え、各種割引制度の豊富さも魅力。
費用を抑えながらも信頼できるサポートを求める方にぴったりのバイク保険です。
【口コミ】
価格.com
口コミ私はインターネット申し込みでしたが、サイトの作りがわかりやすく、1つ1つ補償を追加する度に値段がすぐにわかるのが良い。また、わからない単語がある時には下の「?」マークを押したらポップアップでしっかり説明がされているのでわかりやすかった。また、スマートフォンでも操作しやすいページの作りになっているので手続きがしやすい。
【代理店型】東京海上日動|事故対応が安心

引用:東京海上日動
信頼できる対面サポートと手厚い補償を求める方には、東京海上日動のバイク保険がおすすめです。
全国に広がる代理店ネットワークと充実の事故対応体制が安心感を支えています。
おすすめポイント
- 全国43,000店の代理店ネットワーク
プラン設計から事故後の対応まで、保険のプロが一貫してサポート。相談しながら最適な保険を選べる点が魅力。 - ニーズに合わせた柔軟な補償設計
「シンプル補償型」から「充実補償型」まで、目的に応じて補償や特約をカスタマイズ可能。 - 24時間365日の事故受付と迅速な対応
事故発生時はいつでも連絡可能。修理や病院の手配、被害者対応まで迅速に対応し、初動報告も原則24時間以内に実施。
損害サービス拠点は国内約207ヶ所、スタッフ数は約10,600名体制。
弁護士や医師とも連携し、専門性の高いサポートで万一の時も安心できる代理店型保険です。
【口コミ】
価格.com
口コミとにかく国内では最大手の保険会社ということもあり、とても安心かつ信頼のできるサービスを展開してくれているし、様々なノウハウが蓄積されているので、安心して任せることができると考えているから。また、伝統的かつ大手の会社ではあるが、補償に関してもとても手厚く対応してくれているという印象を持つことができており、対応も迅速で丁寧なところがとても好感を持てる。
【代理店型】損保ジャパン|補償をカスタマイズできる

引用:損保ジャパン
手厚いサポートと柔軟な補償設計を重視する方におすすめなのが、損保ジャパンのバイク保険。
全国対応の事故受付体制と、利用者ごとに最適な補償プランを設計できる点が特長です。
おすすめポイント
- 補償内容を自由にカスタマイズ可能
対人・対物はもちろん、傷害補償や車両保険、各種特約まで組み合わせ自在。自分に合った補償を設計できる。 - 24時間365日の事故対応と初動サポート
事故受付だけでなく、夜間や休日でもその場で初動対応。代車手配や病院への連絡もスムーズに行われる。 - 全国260拠点・専任スタッフ8,600人超の体制
全国のサービス拠点と専門スタッフが連携し、迅速かつ丁寧な事故解決をサポート。相手方との交渉も安心して任せられる。
トラブル時にしっかり寄り添ってくれる対応力と、自分に必要な補償だけを選べる設計自由度が、損保ジャパンの魅力です。
代理店型ならではの安心感を求める方にぴったりです。
【口コミ】
価格.com
口コミ更新前になると必ず担当者から連絡があり、プランの見直しなどの提案をしてくれる。今までの車の状況(事故、故障等)の履歴から、必要のない補償を外したりして最適なプランを作り直してくれる。感じました。
【代理店型】三井住友海上|圧倒的な実績数

引用:三井住友海上
対応力・信頼性・実績の3拍子がそろった三井住友海上のバイク保険。
補償のカスタマイズ性と事故対応のスピード感に定評があり、初めてでも安心して任せられる保険です。
おすすめポイント
- 状況に応じて柔軟に設計できる補償プラン
基本補償に加え、用途やライフスタイルに合わせて特約を追加。自分に合った無駄のない設計が可能。 - 1日あたり約6,180件の対応実績
2023年度には年間約225万件の事故解決を実現。経験豊富なスタッフがスムーズに対応し、安心感を提供。 - 全国約3,800拠点のロードサービス体制
24時間365日対応の「おクルマQQ隊」がトラブル現場に急行。安心の支援体制が整っている。
補償の自由度と事故対応の手厚さに加え、豊富な実績に裏打ちされた信頼性が三井住友海上の魅力です。
長くバイクに乗り続けたい人にこそ選ばれている代理店型保険です。
【口コミ】
価格.com
口コミ初期対応もすぐに体調大丈夫とか心配して頂きました。事故処理の対応なども詳しく教えて頂いてスムーズに行うことができました。余談交渉も頑張ってもらいました。お金の振り込みなども書く書類など電話をしながら教えてくれたのでスムーズに行うことができました。何回電話しても窓口の対応が良かったです。ありがとうございました。
バイク保険の申し込み方法とよくある疑問

最後に、バイク保険の申し込み方法とよくある疑問について解説します。
Q.バイク保険の申し込み方法は?
バイク保険の申し込みは、インターネットまたは代理店を通じて行うのが一般的です。
ダイレクト型の場合、保険会社の公式サイトから24時間手続きが可能です。
必要な情報を入力し、見積もりを確認したうえで契約へ進みます。
一方、代理店型では担当者との対面や電話で内容を確認しながら進められます。
加入手続きの手軽さを重視するならネット申込み、安心感を求めるなら代理店経由がおすすめです。
いずれも、事前に車検証や免許証を手元に用意しておくとスムーズです。
Q.バイク保険料を安く抑えるコツはある?
バイク保険の保険料を少しでも抑えたいなら、補償内容の見直しをしましょう。
搭乗者傷害保険や車両保険を必要最小限にすることで、年間の保険料が下がります。
また、インターネット割引や証券ペーパーレス割引、ゴールド免許割引などを適用することで、さらに費用を抑えられます。
ダイレクト型の保険会社は中間コストが少なく、全体的に割安です。
保険を比較するときは、補償と保険料のバランスを意識しながら、必要な分だけを選ぶことがポイントです。
Q.友人に借りたバイクやレンタルバイクでも保険は使える?
他人のバイクを借りて運転する場合、自分のバイク保険が適用されるケースもあります。
「他車運転特約」が付帯されていれば、借りた自家用バイクに対しても対人・対物賠償などの補償が適用されます。
ただし、営業用車両やレンタルバイクは対象外となるため注意が必要です。
レンタルバイクを利用する際は、業者が提供する保険への加入が基本です。
対人・対物補償は標準で付いていますが、車両や人身傷害の補償はオプション扱いが一般的です。
高額な修理費や治療費の負担を避けるためにも、利用前に保険内容をしっかり確認しておきましょう。
まとめ|あなたに合ったバイク保険を選ぼう
バイク保険を選ぶ際は、補償の内容や事故対応の体制、保険料のバランスなどを総合的に判断することが大切です。
人身傷害補償の上限やロードサービスの範囲、盗難への備えなど、自分のライフスタイルに合った条件を見極めましょう。
納得のいく保険会社を見つけるには、複数のプランをじっくり検討することが重要です。